日記日記
福井県産杉の什器が並ぶふくい観光案内所
ふくい観光案内所に、福井県産杉の什器一式を製作しました
2026.08.18
納品事例|商業施設|福井県

ふくい観光案内所に、福井県産杉の什器一式を製作しました

北陸新幹線の福井開業にあわせて新設された「ふくい観光案内所」へ、パンフレット棚、展示台、テーブルなどの什器一式を製作しました。福井県産杉の明るい表情と、福井らしい恐竜のモチーフを生かし、子どもから大人まで親しみを持って集まれる場所を形にしています。

福井県産杉の什器が並ぶふくい観光案内所
家のような輪郭の什器が並ぶ、ふくい観光案内所。明るい杉の木目が、福井を訪れる人をやわらかく迎えます。

納品内容の概要

納品先ふくい観光案内所

地域福井県福井市・福井駅

施設種別観光案内所・商業/公共空間

主な素材福井県産杉の集成材(デザインウッド)

製作内容パンフレット棚、展示台、受付・収納什器、テーブル、恐竜の木製オブジェなど

木材使用量約4.2立方メートル

福井駅の大きな窓辺に広がる観光案内所の杉製什器
大きな窓から光が入る空間に、福井県産杉の什器を配置。さまざまな地域の情報を見比べながら歩ける構成です。

A WOODEN GATEWAY TO FUKUI

福井を訪れる人を、福井の杉で迎える

旅の始まりに立ち寄る観光案内所は、地域の第一印象をつくる場所でもあります。そこで、福井の風景や食、文化へ向かう入口にふさわしいよう、県産の杉を空間全体へふんだんに使いました。

日記家具が大切にしているのは、木の家具が使う人の時間を受け止め、そこに記憶が重なっていくこと。旅の相談をする人、パンフレットを選ぶ親子、ワークショップに参加する人。それぞれの時間が、明るい杉の空間に少しずつ刻まれていきます。

MATERIAL & TONE

白を基調にそろえた、明るい福井県産杉

今回の什器には、中西木材株式会社のデザインウッドを使用しています。設計の意図に合わせ、材料の製作段階から白っぽい表情でそろえるよう依頼。杉が持つ木目の豊かさは残しながら、駅の大きな窓や白い床になじむ、軽やかで明るい空間に仕上げました。

LOCAL WOOD

地域の木を、地域の入口に

約4.2立方メートルの福井県産材を使い、案内所全体に福井の木の表情が続くようにしました。

LIGHT TONE

白く明るい杉の表情

材の色調をそろえることで、多くの什器が並んでも重く見えず、パンフレットや展示物が映える背景になっています。

FRIENDLY SCALE

子どもにも親しみやすく

家のような輪郭や木のやわらかな表情が、大人にも子どもにも入りやすい雰囲気をつくります。

3D MODELING

複雑な什器を、3Dモデルで一つずつ確かめる

設計施工を担当された株式会社スペース様の図面をもとに、製作前に3Dモデルを立ち上げました。家型のフレーム、展示ケース、収納、柱との取り合いなど、複雑な家具が多いため、モデルを繰り返し確認しながら細部を詰めています。

バックヤードが限られるなかでも多くのパンフレットを収められるよう、外から見える意匠だけでなく、什器内部の収納量も丁寧に検討しました。柱のまわりに設置した家具には、レイアウト変更に対応できるよう、柱を中心に回転する仕組みも組み込んでいます。

ガラスの展示台と家型フレームを組み合わせた観光案内所什器
展示ケース、パンフレット棚、家型フレームを組み合わせた什器。意匠と収納、展示の役割を一体にしています。

FUKUI DETAILS

杉の集成材から切り抜いた、福井らしい恐竜たち

什器の屋根や展示台には、福井を象徴する恐竜のシルエットを配置しました。杉の集成材から一体ずつ形を切り抜き、木口に現れる積層の表情も意匠として生かしています。大人には福井らしさを伝え、子どもには思わず見つけたくなる、小さな目印です。

杉の集成材から切り抜いた親子の恐竜オブジェ
屋根の上を歩くように並ぶ、親子の恐竜。
杉の集成材で製作した大小の恐竜シルエット
複雑な輪郭も、木の厚みを残して丁寧に切り出しています。
植物越しに見える杉製の恐竜オブジェ
植栽や光と重なることで、空間の中に小さな物語が生まれます。

PHOTO GALLERY

パンフレットを一覧できる棚、地域ごとの情報を手に取れる展示台、腰をかけられる場所。用途の異なる家具を同じ杉の表情でつなぎ、案内所全体に統一感を持たせました。

A PLACE FOR EVERYONE

休日には、子どもから大人まで集まる場所に

ふくい観光案内所では、休日にワークショップなども開かれています。旅の情報を受け取るだけでなく、手を動かし、会話を交わし、福井の文化に触れる場所へ。用途を一つに限定しない家具が、その日の活動に合わせて空間を支えます。

IN USE

人が入ることで見えてくる、親しみやすいスケール

開館後の様子からは、什器の間を歩き、立ち止まり、気になる情報を手に取る人の流れが見えてきます。高さや向きの異なる棚が、目的に合う情報との出会いをつくっています。

WHAT WE VALUED

この納品で大切にしたこと

福井らしさを素材で伝える

地域の入口となる場所に福井県産杉を使い、木の色や手触りから土地の魅力を感じられる空間を目指しました。

子どもにも大人にも開く

恐竜のモチーフや家型の輪郭を添え、年齢を問わず近づきやすく、見て回ることを楽しめる什器にしました。

設計意図を製作へつなぐ

図面を3Dモデルへ起こし、複雑な形状、収納、柱との取り合い、可動の仕組みまで確認して製作しました。

設計施工:株式会社スペース
木材:中西木材株式会社「デザインウッド」
家具製作:株式会社Tanzen
写真撮影:Photo Atelier Y’s

FOR COMMERCIAL & PUBLIC SPACES

人が集まる施設の家具を、木から一緒に考えます

観光施設、商業施設、公共施設、店舗などの造作家具について、空間の使い方、必要な収納、地域材の活用、ご希望の意匠に合わせてご相談いただけます。