ふくい観光案内所に、福井県産杉の什器一式を製作しました
北陸新幹線の福井開業にあわせて新設された「ふくい観光案内所」へ、パンフレット棚、展示台、テーブルなどの什器一式を製作しました。福井県産杉の明るい表情と、福井らしい恐竜のモチーフを生かし、子どもから大人まで親しみを持って集まれる場所を形にしています。

納品内容の概要
納品先:ふくい観光案内所
地域:福井県福井市・福井駅
施設種別:観光案内所・商業/公共空間
主な素材:福井県産杉の集成材(デザインウッド)
製作内容:パンフレット棚、展示台、受付・収納什器、テーブル、恐竜の木製オブジェなど
木材使用量:約4.2立方メートル

A WOODEN GATEWAY TO FUKUI
福井を訪れる人を、福井の杉で迎える
旅の始まりに立ち寄る観光案内所は、地域の第一印象をつくる場所でもあります。そこで、福井の風景や食、文化へ向かう入口にふさわしいよう、県産の杉を空間全体へふんだんに使いました。
日記家具が大切にしているのは、木の家具が使う人の時間を受け止め、そこに記憶が重なっていくこと。旅の相談をする人、パンフレットを選ぶ親子、ワークショップに参加する人。それぞれの時間が、明るい杉の空間に少しずつ刻まれていきます。
MATERIAL & TONE
白を基調にそろえた、明るい福井県産杉
今回の什器には、中西木材株式会社のデザインウッドを使用しています。設計の意図に合わせ、材料の製作段階から白っぽい表情でそろえるよう依頼。杉が持つ木目の豊かさは残しながら、駅の大きな窓や白い床になじむ、軽やかで明るい空間に仕上げました。
地域の木を、地域の入口に
約4.2立方メートルの福井県産材を使い、案内所全体に福井の木の表情が続くようにしました。
白く明るい杉の表情
材の色調をそろえることで、多くの什器が並んでも重く見えず、パンフレットや展示物が映える背景になっています。
子どもにも親しみやすく
家のような輪郭や木のやわらかな表情が、大人にも子どもにも入りやすい雰囲気をつくります。
3D MODELING
複雑な什器を、3Dモデルで一つずつ確かめる
設計施工を担当された株式会社スペース様の図面をもとに、製作前に3Dモデルを立ち上げました。家型のフレーム、展示ケース、収納、柱との取り合いなど、複雑な家具が多いため、モデルを繰り返し確認しながら細部を詰めています。
バックヤードが限られるなかでも多くのパンフレットを収められるよう、外から見える意匠だけでなく、什器内部の収納量も丁寧に検討しました。柱のまわりに設置した家具には、レイアウト変更に対応できるよう、柱を中心に回転する仕組みも組み込んでいます。

FUKUI DETAILS
杉の集成材から切り抜いた、福井らしい恐竜たち
什器の屋根や展示台には、福井を象徴する恐竜のシルエットを配置しました。杉の集成材から一体ずつ形を切り抜き、木口に現れる積層の表情も意匠として生かしています。大人には福井らしさを伝え、子どもには思わず見つけたくなる、小さな目印です。



PHOTO GALLERY
見る、選ぶ、尋ねる。さまざまな過ごし方を支える什器
パンフレットを一覧できる棚、地域ごとの情報を手に取れる展示台、腰をかけられる場所。用途の異なる家具を同じ杉の表情でつなぎ、案内所全体に統一感を持たせました。




A PLACE FOR EVERYONE
休日には、子どもから大人まで集まる場所に
ふくい観光案内所では、休日にワークショップなども開かれています。旅の情報を受け取るだけでなく、手を動かし、会話を交わし、福井の文化に触れる場所へ。用途を一つに限定しない家具が、その日の活動に合わせて空間を支えます。
IN USE
人が入ることで見えてくる、親しみやすいスケール
開館後の様子からは、什器の間を歩き、立ち止まり、気になる情報を手に取る人の流れが見えてきます。高さや向きの異なる棚が、目的に合う情報との出会いをつくっています。


WHAT WE VALUED
この納品で大切にしたこと
福井らしさを素材で伝える
地域の入口となる場所に福井県産杉を使い、木の色や手触りから土地の魅力を感じられる空間を目指しました。
子どもにも大人にも開く
恐竜のモチーフや家型の輪郭を添え、年齢を問わず近づきやすく、見て回ることを楽しめる什器にしました。
設計意図を製作へつなぐ
図面を3Dモデルへ起こし、複雑な形状、収納、柱との取り合い、可動の仕組みまで確認して製作しました。
設計施工:株式会社スペース
木材:中西木材株式会社「デザインウッド」
家具製作:株式会社Tanzen
写真撮影:Photo Atelier Y’s
FOR COMMERCIAL & PUBLIC SPACES
人が集まる施設の家具を、木から一緒に考えます
観光施設、商業施設、公共施設、店舗などの造作家具について、空間の使い方、必要な収納、地域材の活用、ご希望の意匠に合わせてご相談いただけます。