木材はどこからやってくる?
2021.07.16
木材についてのちょっと真面目な話です。
是非多くの方に知って欲しい内容です。
日本の木材自給率は近年上昇してきていますがそれでも35%程度です。
日本は国土の約70%が森林という世界でも屈指の森林大国ですが、木材自給率は残念ながらとても低いのが現状です。
なぜ、国産材を使わないのか。
外材の方が安くて品質が安定しているから、というのが一般的な意見だと思います。
ではその材料はどこからやってくるのか。
例えばホームセンターなどでよく目にするホワイトウッドと呼ばれるような材料。
主な原産国は欧州となっています。
トップの画像に輸送距離が示されていますが、その距離はなんと21,000キロ
果たして、21,000キロも離れたところから運んできた木材が
環境に優しいと言えるのでしょうか、、。
パイン材で作った家具や、フローリング、、、。
日本で新しく住宅を建てても、その構造材はよほど指定をしない限りこのような
欧州や北米から運ばれてきた木材が使われてしまいます。
自然豊かな田舎に建てられた住宅でも、です。
国産材と外材の価格の違いは家一軒あたりでおよそ50万円ほどだそうです。
もちろん、国産材を使った方が高いのですが。
日記家具を始めたのは
「これだけ沢山の木材が日本にあるのに、わざわざそんなに遠くから運んできた木材で家具を作るのはどう考えてもおかしい」
という思いからです。
肌感覚に近いというか、肌感覚でしかないのですが、、。
国産の木材を使って、魅力的な家具をたくさん作って
その良さを多くの方に知ってもらえたらと思います。